新卒採用問題

ある団体で企業の新卒採用活動をサポートしている人とお話する機会があったのでここに記しておきます。
IT業界の話なのですが、他の業界にも言えることではないかなと思っています。

【採用する側も学ぶ必要がある】

現在売り手市場というのは既知だと思います。
特にIT業界ではこれは顕微です。
今の学生の親世代はITへの嫌悪感が高いようです。
イメージの問題でしょうね。休みがなかったり、人と接することがなく、人間味が失われると思われがちかもしれません。
そういったマイナスイメージを払拭する活動もさながら、いかに企業が(特にIT)新卒採用できるかということですね。
採用に限らずですが、情報は重要です。そして情報を得るだけではなく、いかに情報を自分のモノとし活用、加工するかが重要です。
例えば、大学生の新卒が取れないのであれば、専門学校生とすることや、これから日本の学生は大幅に減ってくるという情報があるので
早くも外国人を採用するなど色んな手があるそうです。
特に外国人に関して言えば、特定の国の人を採用すると芋づる式にその国の人が入ってきやすいようです。
日本に来ている外国人学生は横のつながりを持っています。
一人採用されればいい人材を紹介してくれるはずです。
そのうち大量の外国人を雇い入れることを考えれば、今年一人くらい雇い、VISAなどの手続きの他、彼らの文化や考え方を学ぶのはいいことでしょう。
あと、何より学生の能力が低下しえいるようです。
おそらく全体的な話ではなく二極化しているのではないかと思います。
優秀な人はもちろんいるので。

【学生視点で採用活動が必要】

また、学生視線での話です。
昨今の学生は「自分で何事も決めてきた」と考えるようです。
高校、大学と自分の成績と相談して進学校を決めてきています。
よって就職先も自分の力で見つけ出したいという思いがあるようです。
なので学校の就職センターや教授の紹介などはあまりなく、自分でOB、OGを探すようです。
それでも見つからない時に初めて就職センターや教授に相談するようです。
そこで学校関係者に探させたという表現になり、そこから自分で見つけたという流れのようです。
これを考えると、やはり学生向けにプロモーションは必要だと思います。
ただ、やり方を間違えると逆効果です。特にIT業は難しい表現が多いです。
これを美徳としている企業が多いのも事実です。
facebookに手を出すのも考える必要があります。
どんな人に来てもらいたいのか、ペルソナ設定をして真剣に考えないといけませんね。

【IT業界に本当のところ】
IT業界でもいくつか種類があると思っています。
職種の話では無く、業態ですね。IT業で働いている人は当たり前のことですが、学生はわからないはずです。
SESを主体としているSIer、元請けのディストリビューターとして存在しているのもSIer
この違いはわからないです。
また、パッケージを作っている、サービスを展開している。この違いもわからないはずです。
ITを駆使してサービス展開している企業は果たしてITなのか。
例えばですが、ソフトバンクはIT業でしょうか。電気通信業なので広義ではITでしょうね。
でも自分はそもそもITだと思えません。
どっちかというと金融ではないでしょうかね。
ITって所詮はどの業界にも存在しており、ITに特化した事業って結局は委託業務をやっているとこだと思います。
SESでいろんな企業のITシステムを構築していることに喜びを感じる学生を探すのは難しい気がしました。
自分はそれが嫌だと思っているので。
正しく自社の行っていることを伝えてそこに楽しみを見つける人を採用するのは難しそうですね。

【番外】
この後、建築業界の友人と会いました。彼の会社でも新卒採用を行っており、苦しんでいるようです。
学生が一人も来ないと・・・
そうでしょうね。選ばれることないと思いまよ。
なのでまずは学生に知ってもらうことから始めるべきかと。
手っ取り早いのはインターンでしょうね。
ただ何をやらせるか。期間も限られている中、教育かなっと思います。
業界のこと、社長の考えなんかを知ってレポートを出してもらう。
これによって企業側も学生の考えが知れていいと思います。
他にもいろんなアイディア出しておきました。
採用の際にはアイディア料をもらいたいと思っています。